新規開拓を求めて(能勢編)・・・パート1。

日本を代表するクヌギ帯の2大産地と言えば、西の能勢に東の山梨となりますが、この2つの地域を比較して見ますと山梨県は比較的車で移動し易いポイントが多いのに対して、能勢と言うのは車の移動も掛かれば広大な山々に囲まれたいくつもの谷間が存在し、山歩きはかなりの体力勝負となります。
その谷間にはいくつもの台場クヌギが存在していて、下から尾根までチェックしながら探索をしていきますとひじょうに時間と体力を消費する事になり、いくつものポイントを廻るのは困難を極めます。
個体数も山梨県が10としたら、能勢は5?6位かもしれませんが、難度と言う点からすれば山梨県の4?5倍は厳しいかもしれません。
これは、あくまでも私自身が感じた事ですから、他の人はどの様に感じているかは分かりませんが、とにかく厳しい産地である事には変わりありません。
ですから、どちらも手応えのあった時には当然の事ながらうれしいですが、能勢の虫は特別な感じさえするんです。

そんなわけで、年間1?2度位しかチャレンジ出来ない地域ではありますが、2日間の日程を立てて頑張る事にしました。
前日出発して現地で仮眠してからやるか、それとも早朝出発しようか迷った挙句、睡眠を取ってから早朝出発する事に決め、現地に向けて車を走らせていると、1本のメールが入ったのです。

「こんな時間に誰なんだろうか?」

そこでメールを確認してみると、なんとクワ友からでした・・・
直ぐに連絡をしてみると、私に刺激されて?能勢に向っているとの事でした。
彼も2日間やるそうなので、初日は別行動して夕方合流する事に決めたのです。

私自身、これまでに能勢には20回以上通ってはいますが、入った事のある地域は全体からすればほんの一握りと言ってもいいでしょう。
殆んどの地域は、未だ足を踏み入れた事がないといっても過言ではありません。
ですから、採集者の入った事のないポイントもあるだろうし、数年間入った形跡のないところもあるはずです。

そこで、ある狙いを付けた1ポイント目に入ってみると採集者の入った形跡がないようです。

早速チェックをしてみると朽ち木の状態はまあまあだった。

少なからず本命以外の幼虫が出たので、虫っ気がないわけではなさそうである。

さて、ここからは伸縮梯子を持参して山深くへ入っていく事に決めたのです。

しばらく歩いても全くクヌギは見当たらない。

F1010527.jpg

さらに奥へと歩いていくと前方に微かに見える台場クヌギを発見!

と言ってもただ見つけただけなので、どうって事はないのですが、やはり台場クヌギはいいなあ・・・

採集者の入った形跡は全くないようです・・・。

その周辺にはいくつかの朽ち木が存在していたので、順番にチェックを開始した。

何本目かでチェックした立ち枯れを削った時だった。

一振りしただけでいきなり太い3令の食痕が姿を現した。

いやあ、来たかな?

そして、続きを削っていったところ、直ぐにその主が確認出来ました。

そうなんです、この良材にしてコクワ君なんですよ。

それでもと思ってチェックしましたが、残念ながら本命の姿はありませんでした。

F1010528.jpg
コクワガタの3令幼虫

まあ、そんな簡単に出るわけないよなあ・・・。
今度は立ち枯れ上部の堅めの材質部分をチェックしていた時だった。

怪しげな2令サイズの食痕が姿を現したのですが、どうも気に入らなかったのは、その食痕が横移動していた事なんです。
食痕の多くは、縦に移動しながら食べ進んでいる事が多いのですが、このケースでは断面が微妙な形になっており、それに加えて横移動している状況では、もしやカミキリの食痕ではなかろうかと思いつつも1本だけ伸びているその食痕の先を追い掛ける事にしたのです。

すると、その食痕の先でポコッと穴が開いた瞬間、そこにはきれいな2令と思われる尻の部分が確認出来ました。

いやあ、これはオオクワに間違いなさそうだなあ

F1010529.jpg
オオクワ2令幼虫

小道具を使って取り出したところ、やはり間違いないオオクワの2令幼虫でした・・・

F1010530.jpg
オオクワガタ2令♂

しかし、不思議なのはこの1頭しか入っていなかった事なんです。
これだけ容量のある材なのにどうしてなんだろうかとも思いましたが、私の推測では、他で産卵を済ませたメスが最後にこの材を選んで1つだけ卵を産み付けたのかもしれないですね。

自然界には、色々と不思議に思う事があり、推測をしたりするのも面白いですね。

さて、幸先良いスタートとなったわけですが、ふとズボンに目をやるとなんと大きなダニが付着しているではないですか・・・

F1010535.jpg

いやあ、すっかりダニが多い地域である事を忘れていましたが、この能勢地方では山の中に入り込むとこのダニが大小沢山生息しており、今迄は気にする事もなかったので付着していても気が付かなかっただけなのかもしれません。
しかし、これだけ多いと気にしない方がおかしいかもしれません。
実際にダニに刺されて何回か痒くなった事がありますから、注意する必要があるでしょうね。

こんな事がありましたが、この後探索をしていた先でさらに驚く事が待ち受けていたのです・・・。

     つづく・・・。
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