今期最後の樹液採集(三重県編)・・・。

今期最後の樹液採集へ行って来ました。

これまで、私が樹液採集に出掛けたことのあるのは、兵庫・大阪・滋賀・愛知・岐阜・三重・山梨の7府県ですが、三重県を除く6府県は何れも厳しいところばかり・・・。
その中でも山梨県においては、本格的に始めてから、厳しいながらも毎シーズン成果を上げることが出来ているものの、やはり難しいですね。
その厳しさを克服していくには、やはり通って少しづつの手応えを掴んでいくしか方法はありません。
ですから、オオクワガタの本来の姿など観察出来るはずもなかった。
また、オオクワガタの生態観察なんて夢のまた夢と思っていたのが現状です。

それが、三重県の貴重なこのポイントを知るまでは・・・。

三重県?それは私達にとっては、未知の地域であったのは確かですが、それが忘れもしない平成19年1月に材割りで成虫を割り出したのがきっかけとなり、頭幅会の面々と少しづつ探索の枠を広げていったのです。

勿論、私がきっかけとなったとは言っても、それは微力です。
主に頭幅会のどんぐりさんとどじょうさんが探索を広範囲に渡って行い、その中に私が加わったという経緯なんです。
しかし、仲間同士で協力して探索をしていくと言うのは、苦労する大変な面もありますが、やりがいはありますね。

こうして、怪しそうな樹液の木を何本か見つけた後、仲間内での樹液採集が始まったのが、昨シーズンの事でした。
それ以降は、ブログに書いて来たとおりなのですが、オオクワガタがシーズンを通してどの様な行動をするかは、参考になる詳しいデータがあるわけではなく、私たちで現在のこの地域におけるデータを取っていくしかないと感じました。

さて、昨シーズンは5回のデータでしたが、今シーズンは多くのデータが集まりました。
このデータについては、後日総まとめをして公表したいと考えています。

前置きが長くなってしまいましたが、それでは今期最後となる樹液採集記です・・・。

今回は、後輩君と2人で出掛けました。
彼は、山梨県での樹液採集でその厳しさをいやと言うほど味わっています・・・(確か山梨で1勝86敗)
そんな彼だからこそこの地域での貴重なオオクワガタの生態を一緒に観察出来ればと思っていた。
生憎、どじょうさんは仕事の都合で参加する事が出来ませんでしたが、彼もひじょうに今回の採集が気になっていた1人である。

早朝、地元を出発したまでは良かったんですが、高速が工事渋滞にはまりにっちもさっちもいきません・・・
仕方なくSAで朝食を食べていざ出発しようと思ったら、またまた大変な事になっていました・・・。

F1010425.jpg

いやあ、参りましたねえ・・・。

それでも、後輩君と2人ですから何とか話をしながら大渋滞の間暇を潰せたのが幸いでした。

およそ、3時間もロスをしてしまいましたが、どうにかこうにか目的地には到着する事が出来、ホッとしました。

コンビニでお昼を済ませた後、ポイントへ向い採集開始です。

クワ友には、今回の採集において何頭のオオクワガタを確認出来るかを予想してもらいましたが、やはり、この気温の下がった時期では”ゼロ”も有り得るものの、多分2?3頭ではないかとの見解でした。

そして、今期数々のドラマを生み出した1ポイント目の樹液木のチェックを後輩君と分かれて探索を開始したものの、樹液の匂いがするだけでオオクワガタの姿がない。

今期全て確認出来ている御神木と言われる木でも、彼に隅々までチェックしてもらいましたが、その姿はなかったのです。

これはひょっとしてと思いながら、私の木になっている高所の洞を覗いた時だった。

オオクワだ?!

取り出しにくかったものの、掻き出し棒で出て来た個体は、♂57ミリの新成虫のようです。

F1010427.jpg
♂57ミリの新成虫

手に取ると奇麗な個体です。
後輩君としばらく眺めた後、リリースして終了です。

ここには、全般的にノコギリの姿が多く、コクワガタもそこそこ確認出来ましたが、オオクワはこの1頭だけでした。

そして、次の2頭目がなかなか見当たらない・・・。

隅々までチェックしてみたものの、最後の御神木を残すのみとなった。

この御神木伝説は、どじょうさんが昨シーズンの5月に♂67ミリを採集して以来、全てにおいてオオクワが確認されている。
なので、この伝説はいつまでも続いてもらいたいと願っていた。

しかし、今日は時期が遅い上にこれまで1頭しか確認出来ていないことを考えれば、当然留守である事も考えられる。

御神木の周りには、これまでに見た事もないような数のスズメバチが付いていた。

その数30匹以上はいるだろうか・・・??

ひじょうに危険なので、殺虫スプレーで追い払いながらの確認となった。

後輩君に一通り見てもらうが、いつも付いている部分には全く手応えがない。

やはり、いつかは連続記録が途切れる時が来るだろうとは思っていたが、今日がその時なのだろうか

いや、この御神木に限ってそれはないと信じたかった。

私は、ふと樹皮捲れが30cmほど繋がっている内側が気になっていたので、掻き出し棒で内部を探ったところ、何かが確かに当る感触を感じていたのです。

上部から掻き出し棒で下部へと静かに押し込んだ後、下部の隙間から上にライトを当てて覗き込んだところ、下部から10cm程のところに間違いないオオクワの姿が確認出来たのです。

オオクワいたよ?!

掻き出し棒で引っ掛けるとスルスルと出て来ました。

F1010429.jpg
♂51ミリの中歯型

サイズは51ミリの越冬個体のようです。
今回に限らず、この樹皮捲れというのは、オオクワガタをはじめとする虫たちにとっては大変大事な隠れ家となっていると同時に安易に破壊するような行為は、慎むべきである事を再認識させられた次第です。

また、とあるポイントの産卵痕らしきもの削ってみたところ、オオクワの3令初期の幼虫が1頭だけ出て来たんですが、どうみてもこの材の容量・質からして無事に成虫へと羽化するのは難しい状況のように思えました。

F1010428.jpg
3令初期の幼虫

無事に羽化するように大事に育てようと思います。
こうして、今期最後となる樹液採集を終えましたが、この2年間で色々な生態観察が出来た事は、私にとってどれだけプラスになったか計り知れません。
今後もマイペースでこの地域の生態観察を続けていこうと思っています。

クワ友の皆さん、来シーズンも頑張りましょう!
そして、これからは材割りシーズンとなりますが、よろしくね・・・

     終わり・・・。

     ・・<番外編>・・

今シーズンの樹液採集で♂26,8ミリを採集する事が出来ました。

F1010411.jpg
三重県産♂26,8ミリ

昨シーズンは、♂28,5ミリを採集していますが、特にオスの30ミリ未満の個体となるとひじょうに珍しいですね。
とにかく小さいですよ・・・
今シーズンはそれを上回る26ミリ台ですから、こんなに小さいのはいないだろうと思っていたら、”私は25ミリ台を採りました”と知人からの報告があったんですよ。
いやあ、上には上がいますねえ、これには参りました・・・ハハ!
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