河川敷の宝探し・・・パート2。

地元静岡では、桜が満開となる季節となり、気候も暖かくなって過ごしやすい時期となりました。
また、私の住んでいる地元大井川河川敷では、柳の木に新芽が出て緑が目立つ頃となり、越冬していた虫達の活動が活発化されていく事でしょう・・・。

さて、それでは採集記の続きです・・・。

     ・・・< ついにモンスター現る >・・・

これまでに3令♀幼虫と♀のものと思われる空蛹室の確認をした時点で、もしも、これから出るものがあるとしたら、3令♀とペアとなる3令♂か?または、一足先に蛹室から出た♀成虫とペアとなる♂成虫の存在ではないかと推測される。

ただし、これはあくまでもこの材に残っているものがあればと言う仮定での話しになるわけですが、とにかく残っている材の怪しいと思われる部分にチェックを入れる事にした・・・。

すると、太さ20センチ程しかない材の奥から、もう1本の別の極太食痕が姿を現したのです・・・

私「これは太いなあ

マ「いやあ、これは凄いですねえ


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極太食痕

そして、” どうかもう1頭いてくれ~ ”と願いつつ、その食痕を慎重に追い掛けていくと、小さな穴がポコッと開き、2人の間に緊張が走った・・・。

私「マッチャン、何か黒いものが動いているぞ~

マ「おお~、これは・・・。」


小さく開いたその穴をゆっくりと広げていったところ、目の前に信じられない光景が現れたのです・・・

確かに小さな穴が開いた瞬間は、内部に何か黒いものが動いている様子がしっかりと確認出来ましたが、これなら目の前のものが大歯型である事が一目瞭然分かります。

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ついに姿を現した大歯型

さらにもう少し蛹室内を広げてみると、その成虫の大きさがはっきりと見てとれた。

マ「これはデカイですねえ

私「どうだろう?62~65といったところかなあ・・・。」

マ「いやあ、65は超えているんじゃないですかねえ

私「そうかなあ~、後でサイズをしっかり測ってみようか?」


こんな事は、ここ河川敷では一生掛かっても有り得ないと思っていただけにひじょうに驚いたのは当然ですが、2人で写真を何枚も撮り、しばらく感動に浸っていた。

IMG_0899.jpg
蛹室を広げて撮影

まずは、蛹室内から出して材の上でパチリ・・・。

大アゴのラインがきれいですねえ・・・

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蛹室内から取り出した直後

そして、今度は取り出した極太食痕と共にパチリ・・・。

なかなか迫力があります。

IMG_0904 - コピー
大歯型と極太食痕

そして、いよいよサイズを測る事となったんですが、何度も測りなおしをして 67,2ミリ に決定

この個体は、がっしりとしていて全体のバランスも良く、美形個体ですね。

クワ友にも採集報告をしたんですが、河川敷で数々の実績を挙げている彼でも、ここ河川敷では10年をさかのぼってもこのサイズとなると出ていないのではないかなと言っていました。
以前、知人がこれくらいのサイズを割り出したと言う話は聞いていますが、本命を割り出す事すら難しいとされるこの地域で、この様なモンスター級の個体が出るのは本当に驚きとしか言いようがありません。

しかし、どこかを探せばまだモンスターがいるのかもしれませんが、そんな宝探しが出来るここ河川敷は、やはり魅力的なんだと思います・・・

さて、写真を採り終えた後も残りの材のチェックをしましたが、残念ながら追加はなく終了となりました。

この広大な河川敷で、1本の本命の入っている材を見つけることすら難しいのにこのような感動の場面に2人が居合わせる事が出来たのは本当に幸運としか言いようがありません。しかし、難しい地域だからと言ってチャレンジもしなければ採れる事もありませんし、レア産地へ行っても交通費が掛かるとかの理由で躊躇する方もいるかもしれませんが、趣味にお金が掛かるのは当たり前の事なんですよ。
何度も打ちのめされながらも地道に目標に向かってチャレンジしていればいつかは感動の場面に出会えると信じてやるべきだと思うし、その時の感動はお金で買えるものではないのです。
私を含めた仲間達は、そんな感動を求めて地道にやっていて結果を残しています。時間が掛かってもいいじゃないですか。
要は目的意識の違いもあると思いますが、私自身はあくまでも楽しんで採集を続けているし、これからもその姿勢に変わりはありません。

話を元に戻しましょう・・・。

この後も林の中をボサを掻き分けながらの探索をしましたが、一瞬ドキッとする食痕が出て来たものの、やはりコクワ君でした。

こうして、あっと言う間に午前中の部が終了し、昼食休憩を挟んで午後の部の開始となった。

ポイントを大きく移動し、今度はちょっと離れた場所へと向かい、探索を開始した・・・。

たまに確認出来た朽ち木をチェックしていくが、やはり良い感じの部分には虫っ気があります。

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コクワガタ3令

別の材からも結構良さげな食痕が出るものの、やはり本命ではなくコクワ君ばかり・・・。

しかし、比較的濃いと思われるエリアに入っていれば、これが本命に変わるだけなので、地道に探索をしていくしかありません。

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コクワガタ3令

こうして探索をしていると、あっと言う間に時間が経過してしまい、気が付けばタイムリミットとなっていた。
今回の河川敷採集で、後輩君にとっては初ゲットとなりました。彼は、この地へ通い続けて40回を既にに超えています。
この間、どれだけの苦労の積み重ねをしたのかは計り知れませんが、ただただ何度もこの地へ通い続けた努力が報われたのだと思います。
言うは簡単ですが、それをやる事は何倍も難しいんです・・・。
彼は、そんな宝探しに魅力を感じているんだと思います。
これを機にさらにレベルアップした後輩君を今後も見守っていきたいですね・・・

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大歯型 67,2ミリ

私自身は、今回でラストとなる河川敷採集ですが、後輩君は、まだ何度かチャレンジするようなので、頑張ってもらいたいですね。
この地の採集は、ひじょうに厳しい事には変わりないものの、その厳しい環境の中で宝探しが出来る楽しさは何とも言えません。
また来シーズンチャンスがあれば、この地にチャレンジしたいところです・・・。

     終わり・・・。

 ※訂正・・・今回採集した成虫ですが、当初66,6ミリと公表した後にタッパーに入っていたものをケースに入れる際にもう一度測定したところ、67,2ミリある事が判明しました。大変失礼しました!
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