暑さとの戦いの中で・・・パート1。

以前このブログで紹介した大型幼虫(体重28,3グラム、頭幅12,1ミリ)ですが、ようやく羽化しました。
しかし、残念な事に羽パカに加えて大アゴがずれた奇形個体となってしまいました。
データとしては、体長77ミリで頭幅26,0ミリ、前胸27,1ミリとバランスの取れた個体だったんですが、ひじょうに残念です。
材飼育のワイルド個体の方は、割り出しを9月にやる予定なので、お楽しみなのですが、さてどんな個体で羽化するのか興味津々ですね・・・

さて、それでは、採集記に入ります・・・。

          ・・・<1日目>・・・

今回は、クワ友達と3人で某県へと行って来ました。

オオクワガタ採集は、私の通い慣れた山梨県ですら、1頭を見つけ出すには容易ではありません。ましてや他県となれば尚の事厳しいと言えるでしょう・・・。
しかし、それだからこそ他県での採集は、環境も異なりますから難しいものの、色々と勉強になる事が多いです。

現地合流となったのですが、やはりクワバカな面々ですから、朝からテンションが高くポイントに向かう車中でも、クワ話で盛り上がります・・・

地域差があるとは言えども、殆んどヒラタクワガタの姿を見る事のない山梨県では考えられないくらいここの地域ではヒラタクワガタの数が半端なく多いのには驚かされます・・・

樹洞や樹皮捲れに潜んでいる個体に対して、私自身、ワクワクドキドキと言う感じではありますが、クワ友達は、見慣れているものであるために反応は今一と言った感じですね。

いやあ、それにしても数が多いヒラタですが、取り出しはオオクワガタを採集する際と何ら変わりありませんから、それなりに迫力があります。

何ポイントかを廻るものの、やはり確認出来るのは圧倒的にヒラタが多いです。

しかし、どこでオオクワガタが付いているか分かりませんから、丹念にチェックを繰り返します。

とあるポイントでは、こんなに素晴らしい樹液木を案内してもらいましたが、樹液べったりで雰囲気は最高です。

IMG_0144.jpg
雰囲気の良い樹液べったりの木

そして、その樹液木を丹念にチェックするO氏ですが、目線は流石に鋭いですね。

IMG_0145.jpg
樹液木を丹念にチェックするO氏

3人で気になるところをしっかりとチェックしていきますが、やはりここにも大型のヒラタが確認出来ましたね。

樹液が樹皮捲れの奥から吹いていますから、見落としのないようにチェックをしていきますが、やはりいいところに入っていたのはヒラタでしたね・・・。

どれもこれも雰囲気のある樹液木ばかりですが、そんな中でも至るところの樹洞に入っているコクワガタより明らかに大きな個体には、掻き出し棒で引き抜くまでワクワクしながらの取り出しに随分と楽しませてもらいました・・・

しかし、残念ながらやはりそこもヒラタのペアだったりして、本命には出会う事が出来なかったのです。

とあるポイントで、ふと上部を見上げた際に明らかにミヤマクワガタと分かる大きな個体がペアでいるではないですか・・・

クワ友の話では、これまで採ったMAXが75ミリだと言うから驚きましたが、私自身も73ミリまでは採集した事があり、ミヤマクワガタの大アゴのかっこ良さには、採集を始めた頃からの憧れでもありましたからね・・・。

そのミヤマクワガタのペアを捕虫網で採り、手の平に載せてみたら、これが意外にも大きな個体でした。

IMG_0154.jpg
ミヤマクワガタ70,5ミリ

私は、最初に見た瞬間、64~65ミリ位かなと思いましたが、クワ友がしっかりとサイズを測ってみたら、なんと70,5ミリある堂々とした個体でしたね。

このミヤマの付いていた樹液木にもいくつかの樹皮捲れがありましたが、やはり本命は確認出来なかった。

そして、いよいよ前回オオクワに出会える事の出来たポイントへと突入する事となった。

かなり険しい道のりですが、ここのポイントを見つけたクワ友達のたゆまぬ努力には頭が下がります。

場所は異なりますが、山梨県においても1本の樹液木を探し出す事の難しさは身にしみて感じていますから、彼らのこれまでに経験して来た事もある程度理解出来ます。

途中、何本かの樹液木をチェックして行きますが、手応えのないまま以前採れた樹液木へと到着・・・。

ここでちょっと休憩を挟んで、いよいよ高所へのアタック開始となったのです。

まずは、私が最初にチェックさせていただく事になった。

そして、ツタと樹皮の隙間をゆっくりと覗き込む・・・

・・・・・隙間のスペースの端から端まで目の届く範囲を見渡すが、何もいないように思えた・・・。

あれ~、なんかおかしいなあ・・・。

そして、まだある別の樹洞を覗き込むと、そこにはヒラタが入っていたのです。

ここで、クワ友のH氏と交替し、再度何もいないように思えた隙間を見てもらう事にした。

すると・・・。

H氏「おった、おった~

O氏「おったって何がや

H氏「ハッキリとは分からんけど、多分オオやで~

私「本当ですか~

H氏「アゴが見えんから、ヒラタの可能性もあるけど、多分オオクワだと思いますわ

O氏「池○さん、抜いてみて下さい

私「それじゃあ、お言葉に甘えてやらせてもらいます


そんな経緯があり、再度クワ友の説明のあった隅の見難いスペースにライトを当てると、ほんの少しだけ個体の一部分が見えており、これなら奥へと逃げられる心配もないし、掻き出し棒で奥から手前へと時間を掛けて掻き出せば採れるイメージが出来上がった・・・。

そして、チャレンジが始まったのですが、悪戦苦闘しながらもようやく手前へと引き出す事に成功し、大アゴが出て来たところで、左手でその大アゴをしっかりと掴んで、この後引っ張り出す事に成功した・・・

取り出したオオクワをクワ友に手渡し、一旦高所から下に降りてクワ友達とガッチリと握手を交わしたのです。

IMG_0151.jpg
オオクワガタ58,5ミリ

サイズは、58,5ミリの大歯型ですが、注目すべきは左アゴと頭に残る喧嘩キズ4箇所の生々しい痕跡です。

滅多に見た事がありませんが、同じオオクワかヒラタと争った際に内歯でやられた痕跡のようです。

これだけのめり込んだ傷を負うのだから、自然界で生き残ると言う事がどれだけ厳しいのかが感じ取れますね。

しかも、アゴ先が丸くなっている事から、越冬個体のようです。

さて、まだ中にメスがいるかもしれないので、今度はO氏に中を見てもらう事になった。

彼がチェックして間もなくすると、ツタと樹皮の隙間に上肢にスジのある小型のクワガタが入り込んでいるとの事だったので、一瞬オオクワの小歯型家と思われましたが、その個体を取り出してみるとネブトクワガタだったのです。

また、先程♂の採れたスペースには、念入りに確認した結果、何もいなかった事が判明・・・。

IMG_0150.jpg
ツタと木の隙間をチェックするO氏

しかし、今回もこの樹液木でオオクワガタを見る事が出来、流石は御神木と言えます。

そして、この貴重な1頭は、取り出したのが私ではあっても、私1人の力では到底採集出来なかったと思いますし、3人が力を合わせた結果のものだと思っています。

さて、この後もここのポイント内をあちらこちらと探索しましたが、残念ながらオオクワガタの姿を見る事は出来ませんでした。

IMG_0153.jpg
怪しげな樹皮の隙間

こうして、あっと言う間に1日目の樹液採集が終了し、宿泊するホテルへと向かった。

1日の汗をシャワーで洗い流し、その後3人で近くの焼肉店へと向かい、食べ放題飲み放題のコースで、楽しいひと時を過ごした後は、部屋に戻ってしばらく雑談してからゆっくりと休む事にしたのです・・・

     つづく・・・。


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