久しぶりとなるブナ帯採集・・・パート2。

MLBレンジャーズのダルビッシュ有が、6回1失点だったものの、残念ながら負け投手となってしまいました。
それでも今期7勝2敗ですから、まだまだこれからですね。

それでは、採集記の続きです・・・。

昼食休憩を終えた私たちは、車で移動しながら良さそうな雰囲気のする山の麓へと車を止めてそこから山登りを開始する事にしました。
何度も経験して来た事ではありますが、やはりタフな道のりです。
それに初めてのポイントだけにどのような状況なのかも全く分かりません。
ただ、分かっているのは樹層が悪くはないようだと言う事くらいだろうか・・・。

この時には、既に小雨がぱらつき始めていた・・・。

そこで、みんな雨具を着て山登りを開始したのは良いが、梯子を担いでの山登りは本当に辛いものがあります。

ここは、元気なクワ友が一生懸命に頑張ってくれたので助かりました。

ただ、当然の如く斜面が急勾配なので、枝を掴みながら進み、行く手には積雪した大量の雪が進路を妨げていました。

これまでにも経験はありますが、滑落やなだれの可能性もあり、十分な注意を払いながら少しづつ登っていったのです。

なぜここまでするかと言えば、危険を冒しても自然界のオオクワガタの生息している姿を見たいと言う採集家の願望とでも言いましょうか、それだけこのブナ帯のオオクワガタには魅力があるんです。

苦労して見つけた”1頭の貴重なオオクワガタ”に出会うためにみんなそれぞれの希望を持ちながら、前へと進んで行ったのです。

そして、目の前に1本の立ち枯れが姿を現しました。

その高さは、約8メートルで太さが80センチくらいであろうか・・・。

早速、梯子を伸ばして怪しい部分にチェックを入れた。

朽ち方は、それほど良いとは思えないが、何ヶ所かをチェックしてから、ここが怪しいなあと感じた部分を念入りにチェックをしていると上部より、2令サイズの食痕が下部へと食い進み、そこから加齢したと思われる太さの3令サイズの食痕へと変化していた。

私自身、この時点では食痕の太さからいって多分アカアシクワガタだろうと予測をしていた。

この根拠となるものは、食痕の太さが15ミリ位と細かった点にあります。

ただ、食痕の長さが1メートル以上もあり、しかも食痕の中には糞が混じっていない点から、ひょっとしたら本命であるオオクワガタの可能性もあると思っていました。

ただし、この太さは、メスの3令に限りますが、食痕の詰まり方もしっかりとしたものでした。

私が、時間を掛けてチェックしている姿をクワ友が見ていたんですが、ちょっと話をしてみた。

私「この食痕どう思います?」

友「いやあ、限りなくアカアシっぽいですねえ!」

私「でも、なんとなく気になるんですよ・・・。」

友「そうですねえ、可能性がゼロではないけど何となく気になりますよねえ!」

私「そうなんですよ、一応姿を確認してみますよ!」

この太さが中途半端な食痕ですが、上部から下部へと比較的真っ直ぐに下がって来てから、今度は材の奥へと入り込んでいたので、なかなか持久戦となってしまいましたが、周囲を崩しながら少しづつ主のいると思われる方向を探りながら割っていったのです。

そして、しばらくしてからついにポコッと穴が開いたのです・・・。

しかし、中を覗いたこの時点でも、ボデーがオオクワガタにしては少々小さいように思えたものの、きれいな感じでしたね。

さて、ここで頭が確認出来ないので、もうちょっと廻りを削ってから取り出しをしました。

そして、手の平に載せてしっかりと確認したところ・・・

これはオオクワですよ

そう言って、クワ友に手渡すと・・・。

メスの3令だねえ

※3令♀(体重5,7グラム、頭幅9,4ミリ)

いやあ、少々時間が掛かってしまいましたが、この材にオオクワがいる事が確認出来たので、ここでクワ友と交代して続きをやってもらう事にしました。

しばらくすると、奥で探索をしていたクワ友が戻って来て、「KAZUさん、奥に面白そうな立ち枯れがあるんでちょっと見てくれませんか?」との事だったので、立ち枯れをクワ友に任せて、そちらに行ってみる事にしました。

友「KAZUさん、結構奥にあるんで斜面で滑らないように気を付けて下さい!」

私「はいよ~、大丈夫だよ~!」

ここも斜面に積雪があるので、滑ったら大変です・・・。

斜面を途中から横移動しながら、ようやく目的の材に到着です。

友「この材なんですよ!」

私「結構良さそうな感じだよねえ!」

2人で怪しい部分をチェックしたものの、チェック出来る部分が限られてしまい、上部が結構面白そうな感じでしたが、全く食痕が出ずこの時点で見切る事にしたのです。
しかし、今後は十分に楽しめそうな立ち枯れでしたね。

さて、クワ友は、あの後追加があったんだろうかと気になったので、戻ってみると怪しい食痕が出たものの、本命が出なかったようです。

ここでクワ友と合流した後にこのポイントに朽ち木が少ないようなので、再度車で移動してみる事にしたのです。

そして、良さそうな雰囲気のするポイントに到着した頃には、雨が先程よりも強くなっていた。

時間的にもここが最後のポイントとなりますが、途中で雨が本降りになったら山を降りましょうと打ち合わせをして、山登りの開始をしたのですが、先程のポイントよりさらに急勾配の斜面であり、谷沿いには大量の雪が残り、そこを渡るのにも下に沢があるので、足を滑らせたら大変な事になってしまいます。

心臓破りの斜面を突破してから二手に分かれての探索が始まった・・・。

途中の沢沿いの積雪した上を渡る際、下には雪解け水が流れており、そこを突破するには梯子を掛けてそこを渡ったのです。

とにかく斜面が急ですから、細心の注意を払いながらの移動です。

そうこうしていると、反対方向に進んでいたクワ友が大きな声で叫んでいた・・・。

2令出たよ~

いやあ、早速やってくれるよなあ・・・

こちらはこちらで頑張らないといけません。

さあ、途中途中で朽ち木をチェックしますが、全く手応えすらありません。

ここで気力を振り絞りながら、さらに上へと尾根を目指して登ります。

徐々に雨脚は強まり、既に衣類は雨具を着ているものの雨が染み込んでいます。

しかし、どんなにタフな斜面でもここで引き返すわけにはいきません。

とにかく尾根まで登ってから、その周辺の樹層を確認しながら朽ち木を探さなくてはいけません。

こんな時は、自分自身との戦いです。

そうです、頑張ればその先に何か手応えを感じる事があるかもしれないのです。

一番最初にブナ帯遠征に来た時の事を思い出しながら、気持ちは初心に返り、先へ先へと身体が動いて行きます。

長靴の中は、既にぐちゃぐちゃですが、構わず先へと進んでいくと前方にミズナラの朽ち木が何本か確認出来ました。

これまでに何本もこのミズナラ材をチェックしましたが、残念ながらオオクワガタを採集した事はありません。

それだけに期待しながらのチェックでしたが、何本かを削ってみたものの、やはり手応えはありませんでした。

さあ、かなり時間が経過しましたが、もう少しで頂上が見えて来ました。

”もう少しだから頑張ろう!”と自分自身に言い聞かせ、さらに尾根沿いを登っていくと、谷の向こう側に大小の立ち枯れが確認出来ました。

おや~、これが運命の1本になるのかなあ・・・

何となくそう感じてしまったんですが、実際にその場に行ってみると小さい方の立ち枯れは、手応えがなかった。

そして、今度は大きな方の立ち枯れをチェックすると中が空洞になっており、状態も良さそうです・・・

早速、時間もないので怪しい2メートル上部の部位にチェックを入れたところ、しばらくして茶色の太い食痕が姿を現したのです。

これは来たかな~

そして、その食痕を慎重に追い掛けていくと、その先で真っ黒になった3令幼虫が死んでいたのです・・・

おいおい、マジかよ・・・。

その幼虫を取り出してみると、間違いのないオオクワの3令でした。

しかし、きっとこの材には多数のオオクワがいるはずだ。

そう思って、少々堅めの部分を削っていくと、その先でポコッと穴が開き、そこには間違いのないオオクワ3令♂の姿がありました・・・(体重8,0グラム。頭幅10,8ミリ)

お~ 良かったなあ

DSCN0731.jpg   翌日撮影(中央部にその3令幼虫が入っていた)

降りしきる雨は次第に強くなり、この後にクワ友と合流した後、残りは明日にやろうと言う事になり、ここで山を降りる事にしたのです。

もうみんなは、かなりの雨でずぶ濡れ状態になっており、1時間以上掛けてようやく下山し、初日の採集を終える事にしました。
ホテルに向かう途中、コインランドリーに立ち寄り、みんなの濡れた衣類をまとめて洗濯乾燥する事にしました。
ここでは、下着まで濡れていたので、全員コインランドリー内でお客さんのいる中、堂々と?着替えをしてしまいました・・・

ついでに水の溜まった長靴までも洗濯乾燥しようとしたんですが、こちらは大失敗・・・
さらに雨具を乾燥機に入れたクワ友は、雨具が熱で縮んでしまったようで、こちらは使い物にならず、縮んだ雨具を見てみんなで大爆笑でした・・・

とにかくコインランドリーの中で1時間以上もなんやかんやと面白おかしく過ごしてしまいましたが、汚れた衣類が見違えるようにきれいになり、サッパリしたところでホテルに向かい、チェックインを済ませた後に近くのファミレスにて食事をしながらクワ話に花が咲いたのです・・・

いやあ、それにしてもタフな1日でしたが、充実した1日でもあったので満足でしたね。
こうして、明日の採集に備えホテルへ戻った私たちですが、各自この後も乾燥出来なかった長靴をホテルで借りたドライヤーで一生懸命に乾燥させていたようです。
勿論、私もテレビを見ながら一生懸命やっていましたよ・・・。

この後、各自爆睡状態になったのは言うまでもありません・・・

     つづく・・・。


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No title

こんちは~~ がんばってますね 過酷なほど喜びも大きいですよね!

Re: No title

> こんちは~~ がんばってますね 過酷なほど喜びも大きいですよね!

こもりさん、ご無沙汰しています!
この年齢になるとタフなコースはかなり厳しいものがありますが、それも含めてチャレンジしていかなければいけませんから、これからも頑張っていきますよ・・・(笑)
こもりさん、来月からは樹液採集ですから、お互いに頑張りましょうね!

     KAZU
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詳しくはKAZUさんプロフへw

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